このたび尼崎市施設を利用した屋根貸太陽光発電事業に発電事業者として尼崎市長と協定を締結し、尼崎市立高等学校の野球部屋内練習場屋根部分に、４０ｋｗの発電設備を自社発電所として設置本年７月１日より発電事業を開始する運びとなりました。

弊社は１５年前から、産業用太陽光発電設備を設計施工して参りました。当時から比べると、商品の金額も下がり、全量買取制度も後押しし、設備導入の壁はずいぶん低くなったと思います。

学校の施設に太陽光発電設備を設置する意味。

これからエネルギー創造を担っていく生徒さんにとって「太陽光発電設備が日常の景色の中にある」ことが、環境配慮型の世の中をつくっていくことを「当たり前のこと」にしてくれると信じています。

弊社として、今後は様々な再生可能エネルギーシステムの構築に力を注ぎ、地元地域をはじめ、日本で培った技術でＡＳＥＡＮ地域においても新しいエネルギー創りに貢献したいと考えます。

不二電気工事株式会社
代表取締役社長　藤田 勝彦

建設担当者コメント（荒金 英樹）

・プロジェクトに対して

尼崎市様とこのプロジェクトに携われることを光栄に思います。また今後もこういったプロジェクトがあれば是非、参加したいと思います。

・工事中に気を使った点

今回学校との事ですが長期休暇中の工事ではなく、通常授業がある中で学校・生徒の運営上・学習上に支障のない様努めました。中でも野球部のグラウンド付近での工事でしたので、練習間に特に注意して工程を組立ました。

設計担当者コメント（仲 拓弥）

設置場所は折板屋根で屋根改修等で容易にメンテナンス出来るように掴み金物で設計しています。周辺状況も影を受ける事もなく絶好の発電所となります。本発電所は40.8kwのパネルを有し、災害等避難所として非常時に使用できるコンセントを設置しています。また遠隔で発電状況を監視できるシステムを導入しています。

設計に気を使った点としては、生徒に危険がない様考慮し、機器の取付位置を高く設定しています。